2012年05月12日
昨年の北海道釣行(1) 記憶のズレ
人間、齢をとると、直近のことは忘れるけど、昔のことはよく覚えてるなんて言いますけど、最近どうもその昔の記憶もおぼつかないようになってきました。
なので、思い出せるうちに記録できることは記録しておこうと思ったのがこのブログを初めたきっかけです。
単なる私的回顧録的なものですから、劇的展開も、落ちも何もありません。
また、いちいち資料の裏付けもとりませんので、情報としての正確性に責任は持てませんが、少しづつ綴っていくつもりです。
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昨年(2011年)8月下旬、僕はヤマベ(“ヤマメ”を呼ぶ時の北海道方言ね)の、それもできれば天然物の顔を見たいがために北海道北部を流れるオシラネップ川の河原に立っていた。
この川に戻ってきたのは実に25年ぶり。
それで、眼前に広がる懐かしい景色、‥‥‥ なんてのを期待してたんですけどね。
でも、僕の知っている流れはそこには無かった。
25年たって河川改修で自然が破壊されたとか、川が蛇行してまるっきり川筋が変わってしまったとかそんなことではないと思う。
川の流れは今も堂々たる自然河川の様相を呈している。
先ず何よりも、25年前に何処から入渓したかもわからなくなってしまっていることに愕然としましたね。
川の流れは変わらなくとも周囲の道路状況はすっかり変わってしまっていたから。
25年ぶりと書いたけど、実は初めてここを訪れたのは、そのさらに11年前の1975年、僕がまだ高校1年生の夏のことでした。

(1986年 オセウシ川との合流点にて。たぶん、ここで車中泊した翌朝の撮影: 機材はNikonFE2+Aiニッコール50mm、コダクローム64、以下の古い画像も共通機材)
それ以来ずっと、最後に訪れた1986年までは周囲の状況はそう大きく変わっていなかったはずで僕はいつの年も同じところから入渓していたと思う。
その入渓点はたぶんオセウシ川との合流点より少し下流、当時壊れかけた橋があった辺りで、そこで川に下りてから釣上るのが常だった。入渓点から先は変化に富んだ、渓流釣の醍醐味を味わえる好ポイントが連続した流れだったはずだが、今回は結局そこを発見できなかった。

(1986年 いつも入渓点にしていた壊れた橋の橋げた。昨年は発見できず)

(1986年 このときは無茶苦茶貧果だったですな(笑)。 でも、24cmの天然物は東京在住の今の僕にとっては憬れの獲物ですな。)
そして結局昨年は、当時よりかなり上流部になるところで適当な入渓点を見つけて釣りを開始したんだけど、なんと言うか、これまた記憶よりも水量が随分多い。
こんな大河だったかな。
川岸の草木の生え具合から見ても特別増水している感じでもないんだけど。
でもまあ、そのこと自体はもちろん悪いことでもなく、釣り上る程に魚影は濃くなり(オショロ、岩魚、時々虹)、放流サイズながら天然物と思しき新子ヤマベも何匹か顔を出してくれて北海道での渓流釣りを十分堪能できた半日になった。

(これは昨年(2011年8月)の画像。反応のあったポイントをしつこく狙う不肖の息子。 この後、悲劇(?)が)
もしも今年も機会があったらもう一度その幻(?)の入渓点探しに出かけて見ようかなって、十分に未練余韻をのこした釣行でもあったけど(笑)
‥‥つづく‥‥
なので、思い出せるうちに記録できることは記録しておこうと思ったのがこのブログを初めたきっかけです。
単なる私的回顧録的なものですから、劇的展開も、落ちも何もありません。
また、いちいち資料の裏付けもとりませんので、情報としての正確性に責任は持てませんが、少しづつ綴っていくつもりです。
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昨年(2011年)8月下旬、僕はヤマベ(“ヤマメ”を呼ぶ時の北海道方言ね)の、それもできれば天然物の顔を見たいがために北海道北部を流れるオシラネップ川の河原に立っていた。
この川に戻ってきたのは実に25年ぶり。
それで、眼前に広がる懐かしい景色、‥‥‥ なんてのを期待してたんですけどね。
でも、僕の知っている流れはそこには無かった。
25年たって河川改修で自然が破壊されたとか、川が蛇行してまるっきり川筋が変わってしまったとかそんなことではないと思う。
川の流れは今も堂々たる自然河川の様相を呈している。
先ず何よりも、25年前に何処から入渓したかもわからなくなってしまっていることに愕然としましたね。
川の流れは変わらなくとも周囲の道路状況はすっかり変わってしまっていたから。
25年ぶりと書いたけど、実は初めてここを訪れたのは、そのさらに11年前の1975年、僕がまだ高校1年生の夏のことでした。

(1986年 オセウシ川との合流点にて。たぶん、ここで車中泊した翌朝の撮影: 機材はNikonFE2+Aiニッコール50mm、コダクローム64、以下の古い画像も共通機材)
それ以来ずっと、最後に訪れた1986年までは周囲の状況はそう大きく変わっていなかったはずで僕はいつの年も同じところから入渓していたと思う。
その入渓点はたぶんオセウシ川との合流点より少し下流、当時壊れかけた橋があった辺りで、そこで川に下りてから釣上るのが常だった。入渓点から先は変化に富んだ、渓流釣の醍醐味を味わえる好ポイントが連続した流れだったはずだが、今回は結局そこを発見できなかった。

(1986年 いつも入渓点にしていた壊れた橋の橋げた。昨年は発見できず)

(1986年 このときは無茶苦茶貧果だったですな(笑)。 でも、24cmの天然物は東京在住の今の僕にとっては憬れの獲物ですな。)
そして結局昨年は、当時よりかなり上流部になるところで適当な入渓点を見つけて釣りを開始したんだけど、なんと言うか、これまた記憶よりも水量が随分多い。
こんな大河だったかな。
川岸の草木の生え具合から見ても特別増水している感じでもないんだけど。
でもまあ、そのこと自体はもちろん悪いことでもなく、釣り上る程に魚影は濃くなり(オショロ、岩魚、時々虹)、放流サイズながら天然物と思しき新子ヤマベも何匹か顔を出してくれて北海道での渓流釣りを十分堪能できた半日になった。

(これは昨年(2011年8月)の画像。反応のあったポイントをしつこく狙う不肖の息子。 この後、悲劇(?)が)
もしも今年も機会があったらもう一度その幻(?)の入渓点探しに出かけて見ようかなって、十分に未練余韻をのこした釣行でもあったけど(笑)
‥‥つづく‥‥